【ロサンゼルス17日】ロサンゼルス郡参事会は17日、中東における紛争について、イスラエルを支持し、ハマスのテロ行為を非難する決議案を全会一致で支持した。
この決議案を提出したリンジー・ホーヴァス参事は、ロサンゼルス郡が「あらゆる形態の憎悪」に反対することを約束すると述べ、中東での暴力がしばしば世界の他の地域での暴力行為や反ユダヤ主義につながることを指摘。「ロサンゼルスに住むすべてのユダヤ人は、家族や友人など、身近にハマスによる被害を受けた人がいる」と述べ、現地住民と連帯してイスラエルに正義と平和をもたらす解決を祈ると付け加えた。
在ロサンゼルス・イスラエル総領事であるイスラエル・バッハー氏はこの会合でスピーチを行い、参事会の連帯決議に感謝するとともに、同国は「ホロコースト以来最大のユダヤ人虐殺に対処している。1939年当時、我々は自らを守ることができなかったが、2023年の今、我々は自らを守ることができるはず」と述べた。
一方で、会合に出席した何十人もの人々は、参事会がこの決議案を検討することすら非難し、パレスチナの人々や、ハマスのテロ攻撃に対抗してイスラエルが行った爆撃で死亡したパレスチナ人の数についてはまったく触れていない「一方的な」文書だと非難した。