ーハリウッド チャイニーズ・シアターでのセレモニー直後ー 偉業を成し遂げた今、YOSHIKIがみる“次の目標”とは

「息を引き取るその瞬間まで芸術を追求していく」

2023年9月14日は「アメリカン・ドリーム」が実際に存在することが証明された日だった。X JAPANのリーダーで音楽家のYOSHIKIが日本人アーティストとして初めて、ハリウッドのTCLチャイニーズシアターに手形と足形を刻んだのだ。

6月に行った弊誌インタビューでもYOSHIKIは「自分の努力は必ず実ると信じている」と語ってくれた。その言葉を体現するようにチャイニーズ・シアター 100年の歴史に名を残すという偉業を成し遂げた。

セレモニーが終わり、10月7日から始まるクラシカル・ワールド・ツアーを目前に控えた彼に、今の心境を聞いた。

―数々の偉業を成し遂げてきたYOSHIKIさんですが、チャイニーズシアターに手形・足形を刻んだことは、ご自身の中でどのような位置づけをされていますか?

夢に向かっている過程でこのように評価してくださって、とても嬉しいです。「偉業を成し遂げた」感覚はなくて、むしろ「なんで自分がこれに値するんだろう……」と、ちょっと恐縮な感じもしています。

―では、ゴールや集大成というよりかは夢へ向かう通過点のひとつという感じでしょうか?

通過点と言ったら失礼になるくらい光栄なことだと思いますが、ここまで評価してもらったら、今まで以上に頑張らなきゃいけないというプレッシャーを感じています。

―チャイニーズシアターに手形を刻むことは、目標のひとつでしたか?

いいえ。「まさか」という感じでびっくりしています。

―日本人初ということで、歴史的な瞬間だったと思います。様々なレガシーを刻んできたYOSHIKIさんですが、今回のセレモニーのように、ご自身の人生の中で“到達点”と感じた出来事は過去にもありましたか?

東京ドームで初めて公演したときや、アメリカに来てマディソン・スクエア・ガーデンやカーネギー・ホールで公演したときは、そう感じましたね。天皇陛下御即位10周年の際に、作曲したピアノ協奏曲を皇居で演奏させていただいたときも、ある種の達成感がありました。

―挑戦を続けられるYOSHIKIさんですが、どのようにして次の目標を見つけているのですか?

芸術の世界にはリミットがないと思うんですね。僕が思う究極の芸術は、皆さんの人生を左右したり夢を与えたり、苦しい環境にいらっしゃる方たちを救ったりできるレベルの音楽です。僕はまだまだ自分はできると思っていて、生きている間は芸術を作り続けるんだと思います。夢に終わりはないし、追求し続けるんじゃないかな。

―ゴールや引退なんていう言葉は、YOSHIKIさんの辞書にはないですね。

「壁」イコール「ゴール」ではないですが、ひとつ壁を乗り越えるとまた次の壁が出てくるんですよね。

―見つけるというより、乗り越えた先に自然に次のものが見えてくるという感覚でしょうか?

それが人生なんじゃないのかな。息をひきとる最後の瞬間まで最終ゴールはないと思うんだけどな。

―スピーチでは、お父様とお母様に向けた感謝の言葉が述べられていました。

僕のお父さんは、僕が10歳のときに自殺してしまって、母は去年亡くなってしまったんですね。自分を冷静に見ると、父の自殺など特殊な環境でYOSHIKIという人間が形成されたんだなと思います。父母がいて、ファンのみんながいて、自分がいると今改めて強く感じます。

―6月にインタビューさせていただいたときも「母と一緒にワールドツアーを回るような感覚がある」と語ってくださいました。

そうですね。スピーチの中で「僕の手形を母は空から見ることができる」と言ったように、天国から僕の頑張りをいつも見ていてくれていると思います。

―ジャパン・ハウスで行われた記者会見では、特大スプーンでケーキを頬張ってらっしゃいました。「ダイエット中はケーキを食べないんだけど」なんてお話もありましたが、何かご自身でご褒美をお与えになられましたか。

今はこれから始まるワールドツアーのピアノ練習や構成、リハーサルでもう必死で。とりあえず、ドルビー・シアターとカーネギー・ホールでのアメリカ公演が終わったら、ケーキ丸ごと一つ食べようかな(笑)。

―1週間後には、いよいよクラシカル・ワールド・ツアーが始まりますね。

セレモニーが終わってすぐアジアに行って、実はLAには戻って来たばかりなんです。明日は日本に行きますし……。空の上で過ごす時間の方が長い日々が続きましたが、クラシック・コンサートに向けて、全身全霊で準備しています。チャイニーズ・シアターに手形を残せるくらい評価してもらったことで、芸術を追求していくことが自分の使命なんだと確信しました。今回のクラシックツアーでも”YOSHIKI”じゃなきゃできないことをやろうと、激しいドラムを取り入れようかなと……。

―なんと!YOSHIKIさんのピアノ演奏に加えてドラム・パフォーマンスまで見られるかもしれないのですね。私もLA公演のチケットを既に取らせていただき、とても楽しみにしています。

ニューヨークやヨーロッパの方での公演が多くて、LAでのコンサートは少ないんですよね。僕はLA在住ということもあって、10月20日のロサンゼルス公演、かなり気合が入っています!自分の生き様が少しでもみんなに夢を与えることができればと、そんな気持ちでコンサートも頑張ります。

作曲家、ピアニスト、ロックドラマーであり、ロックグループ「X JAPAN」と「THE LAST ROCKSTARS」のリーダーである。米Consequence誌の「日本の歴史上最も影響力のあるミュージシャン、作曲家の一人」に選ばれ、米ビルボードは「音楽の革新者」と評した。米ゴールデングローブ賞の公式テーマソングを作曲するなど、ワールドワイドなプロジェクトを行っている。音楽活動だけでなく、着物ブランド「YOSHIKIMONO」のデザイナーとして、また日本人男性として初めて「VOGUE JAPAN」の表紙を飾るなど、ファッションアイコンとしても活躍。非営利公益団体であるYoshiki Foundation Americaの創設者でもあり、長年にわたり慈善活動に取り組んでいる。

YOSHIKI オフィシャルサイト:https://www.yoshiki.net/
YOSHIKI YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/yoshikiofficial
YOSHIKI オフィシャルInstagram:https://www.instagram.com/yoshikiofficial/
YOSHIKI オフィシャルTwitter:https://twitter.com/YoshikiOfficial

【Yoshiki Classical 10th Anniversary World Tour with Orchestra 2023 “REQUIEM”】

10月7日、8日、9日に東京ガーデンシアター(東京)、13日にロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン)、20日にドルビー・シアター (LA)、28日にカーネギー・ホール(NY)で行われるオーケストラとのクラシックコンサートにヘッドライナーとして出演。昨年5月に最愛の母を亡くし、その際に応援してくれたファンに感謝を伝えたいという思いがツアー敢行のきっかけとなる。また、「Yoshiki Classical」の発売10周年を記念し、コンサートでは、 X JAPANヒット曲のオーケストラ演奏、ベートーベン、ショパン、チャイコフスキー、ラフマニノフなどのクラシック作曲家の作品が披露される予定だ。ワールドツアーに先駆け、YOSHIKIは最新シングル「Requiem」を近日発売予定、X JAPANとしては8年ぶりとなるシングル「Angel」を発売予定である。

Yoshiki Classical 10th Anniversary World Tour with Orchestra 2023 “REQUIEM”オフィシャルサイト:https://www.yoshiki.net/worldtour2023

チケットはこちらから:ticketmaster.com

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「ーハリウッド チャイニーズ・シアターでのセレモニー直後ー 偉業を成し遂げた今、YOSHIKIがみる“次の目標”とは」への1件の返信

  1. 日本在住です。
    東京ガーデンシアター公演には行くことができないのですが、メディア情報で楽しみたいと思います。
    LA公演の様子は、LALALAさんの記事で楽しみたいと思います。

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