”白人同士で遊ぼう“人種差別ポスター カナダ・バンクーバーで大騒ぎ(9/27)

【ロサンゼルス27日】カナダのCBC放送は今月25日、バンクーバー近隣のコキットラム市をはじめとした3都市のショッピングモールなどで「白人の子ども同士で遊ぼう」というポスターが多数発見され、警察が捜査に乗り出したと報じた。コキットラム地域は代表的な多人種都市で、韓国系密集居住地域でもあるという。この掲示物はインスタグラムやエックス(旧Twitter)などのソーシャルメディアにも登場した。

ポスターは「白人同士が付き合う母親・子どもの集い」に参加することを宣伝する内容で、「子どもが似たような他の子どもと遊べるところを探していますか?」という文句から始まる。「我が子が所属感を感じる欧州人の子どもの両親に参加してほしい」とも書いてある。

ポスターは中心街の大型ショッピングモール周辺を始め、道路の至るところに貼られていたが、一部は破れた状態だった。

 市は先週末、通報を受けたあと捜索に乗り出して除去作業をおこなっている。コキットラム市を含む3市は、共同声明を出して「通報を受けてすべてのバス停を含んだ一帯を捜索した。このような卑劣なゴミは地域社会や他のいかなるところでも歓迎されない」と強調し、批判した。特にコキットラム市はこの掲示物について「人種において他の集団を明白に排除するため、
非常に人種差別的」とした。市は背景を問わず、すべての子どもを受け入れる場所をつくり、都市のすべてのポスターを除去すると述べた。

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