壇蜜、サーファー伝説になれば!

 タレントの壇蜜が8月12日までに自身のブログを更新。体調不良を報告した。壇蜜は3月29日文化放送の生放送中に体調不良を理由に途中退席、7月5日に約3ヶ月ぶりに復帰したばかりだった。1、2年ほど前におばあちゃんが亡くなり、ペットも相次いで不幸があった。そこから眠れない、食べられない状態が続き「家族の死とペットロスが重なり心身のバランスが崩れてしまい、今春一気に体調が悪化して4月くらいからもうダメとなり、自宅静養や通院で気持ちと身体を治すために療養期間をもらった。」と明かした。そして今回再び休養する事に。ブログでは「少しだけお休みをください。必ず戻りますから、どうか待っていてください。」と呼び掛けている。

 壇蜜は芸能界でも特別な存在だと思う。TBS『サンデージャポン』で長年一緒だったが、司会の爆笑問題からコメントを求められても一度も滑った事はなかった。生放送の限りある時間内でコメントするのは意外と大変、当たり障りのない発言は誰でも出来る。しかし壇蜜のコメントは常に核心を付いて、政治、犯罪、経済、芸能に関して独自な視点で世の中見ていたが、そのスタンスはどんな時も自然体。力まずに穏やかな口調で語ると、スタジオの空気が一瞬止まる感じがする。「凄い人だな、長年芸能界にいるが、威圧感を感じさせずにこんな立ち振る舞いが出来る人は少ない。」といつも傍で思っていた。

 人生無理せず、訪れる荒波をも自然体で乗り切っていくのだろうと勝手に壇蜜さんのことを解釈していたが…。ここ数年彼女がこんなに苦しんでいたとは。一度復帰した職場を再び後にしなくてはならなかったのは本当に辛いと思う。責任感も強いので、早く戻らなくてはと焦る気持になっていると思うが、全くその必要はない。何故なら壇蜜のポジションは誰も奪えないからだ。何てったってコメント能力、存在感が違う!今回の闘病期間で人生観を更に深めるに違いない。復帰後の壇蜜、相当期待が持てる!

 それよりも病院治療はほどほどにして「夜遊び大作戦」はどうだろう。夜の盛り場を徘徊して欲しいのだ。療養中で家に引きこもっていたらより焦燥感に駆られそうなので、都内の新宿歌舞伎町、渋谷、六本木はもとより、関西や九州にも突撃してみたらどうか。大坂、京都、小倉辺りの歓楽街視察も面白そう。気分転換にも最高!世間を気にする必要はない。飽きたら湘南鎌倉で太陽を浴びてサーフィンに挑戦して欲しい。最近稲村ケ崎辺りにはいい波が来ている情報もある。小麦色の壇蜜サーファー伝説、悪くない!

 

 

 

■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。

 

 

 

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