【ロサンゼルス26日】セレブ界のパワーカップルといえば、ビヨンセとジェイ・Z。彼らがカリフォルニア州にある2億ドル(約276億円)の豪邸を購入したことが明らかになった。エンタメとセレブに関するニュースサイト「TMZ」が大きく報じている。
2人が買ったのは、日本を代表する建築家、安藤忠雄が設計した住宅。2億ドルという価格はカリフォルニア州で取引された住宅としては最高額だという。アメリカ全体でも2番目に高額。
現時点でトップは、ニューヨークのセントラルパーク近くのペントハウスで、2億3800万ドル(約328億円)。報道によると、ビヨンセたちの購入した住宅も、もともとは2億9500万ドル(約406億円)で売りに出されていたという。本人たちが望むかどうかは別として、ディスカウントされていなかったら1位になるのも夢ではなかった。
今回、ビヨンセたちに物件を売ったのはアートコレクターのウィリアム・ベル。彼は2003年に土地を1450万ドル(約20億円)で購入し、自分のアートコレクションを展示するために15年以上の年月をかけてこの邸宅を完成させた。広さは30000平方フィート(日本でいうところの834坪)とのことだが、想像を絶する広さだ。
報道によると、建物は安藤忠雄の作品の特徴であるオールコンクリート造り。マリブのパラダイスコーブビーチ付近にある。ここはマリブの中心地から少し離れたところなので、落ち着いた雰囲気が漂っている。この辺りは「ビリオネアズ・ロウ(億万長者の通り)」と呼ばれる超高級住宅地でもあり、「アップル」のデザイナーであるジョナサン・アイブや、「オラクル」の共同創業者ラリー・エリソンの家もある。
ちなみにアメリカエンタメ界のセレブの間で、安藤忠雄は非常に人気。カニエ・ウェストも彼が設計した邸宅を購入したし、カニエの元妻キム・カーダシアンも彼のファンとして知られ、今年4月彼女が日本に旅行したとき、カリフォルニア州パームビーチに別荘の設計を依頼していることが明らかになったところである。