2022年、LA郡の人口9万人が流出 国勢調査レポート(4/20)

【ロサンゼルス19日】米国国勢調査局の最新レポートによると、米国で人口の多い郡のほとんどが過去2年間に大幅な人口減少を経験した後、ロサンゼルス郡を除くほぼ全域で、人口がコロナパンデミック前の水準に戻りつつある。

 米国国勢調査局の2022年ヴィンテージ推計によると、ロサンゼルス郡の人口は2021年から2022年にかけて9万704人減少し、全米3,144郡の中で最大の人口減少率となった。しかし、その減少率は、18万394人が流出したとされる前年の数字を大幅に下回った。

 データによると、ロサンゼルス郡の人口は972万1,138人で全米一だが、近年、数十万人が流出しており、その多くがアリゾナ、ネバダ、アイダホ、オレゴン、テキサス、フロリダ、ワシントンといった州へ移動している。地元の不動産関係者は、在宅勤務が日常化し、どこにいても仕事ができるようになったことが移動の大きな要因と指摘する。また、3~5年後に退職を予定している人たちが、ロサンゼルスの物価上昇を目の当たりにして、自分の家の売却に踏み切ったことも原因とみている。

 オレンジ郡もロサンゼルスほどではないが人口が減少しており、1.1%の減少というデータが出ている。一方、リバーサイド郡は2.3%増加し、サンバナディーノ郡は前回の報告書と同じだった。

 

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