【ロサンゼルス16日】実験的な肘の再建手術を受けてプロ野球界に復帰し、自身の名前がその手術の名前となった元プロ野球選手のトーマス・”トミー”・ジョン氏が15日、フロリダ州の自宅で、妻のシェリル氏やその他の家族に見守られながら息を引き取った。83歳だった。
トミー・ジョン氏は、MLBのオールスターに4度選出され、プロ野球界で26年間にわたり通算288勝を挙げた。
野球界への最大の功績は、1974年に肘の尺側側副靭帯断裂を負った際のこと。この怪我は自身のキャリアを終わらせる可能性もあったが、フランク・ジョーブ医師による実験的な肘再建手術を受けて復帰した。この手術は現在「トミー・ジョン手術」として知られており、50年以上前に初めて行われて以来、数千人の投手の投球腕を救い続けてきた。
手術後、トミー・ジョン氏はさらに164勝を挙げ、1989年に引退するまでに通算288勝、2,200奪三振以上、防御率3.34という成績を残した。
インディアナ州テレホート生まれ。18歳の時にそのカーブボールでチームを感嘆させ、クリーブランド・インディアンス(現クリーブランド・ガーディアンズ)と契約。マイナーリーグで3シーズンを過ごした後、1963年に初めてメジャーリーグに昇格した。その後、シカゴ・ホワイトソックス、ロサンゼルス・ドジャース、カリフォルニア・エンゼルス(現ロサンゼルス・エンゼルス)、オークランド・アスレチックス、そしてニューヨーク・ヤンキースでプレーした。
1968年、1978年、1979年、1989年の4回、オールスターに選出された。
亡くなる直前に、トミー・ジョン氏はファンに向けた感動的な別れの手紙を書き、今月初めに開催された第78回「オールドタイマーズ・デー」の席でヤンキース球団によって公開された。この手紙でジョン氏は友人やファンに感謝するとともに、「私の腕を救い、投球を続けられるようにしてくれたジョーブ博士に感謝します」と記した。
ロサンゼルス・ドジャースのスタン・カステン社長兼CEOは16日に声明を発表し、「トミーはメジャーリーグでのキャリアを通じて卓越した投手であり、後に彼の名前にちなんで名付けられることになる手術を初めて受けたという勇気ある行動の重要性は、いくら強調してもしすぎることはない。フィールドの内外を問わず、彼が与えた影響はあらゆる世代の野球選手に受け継がれており、今後も何世代にもわたって受け継がれていくことでしょう」と述べた。
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