バス市長が就任後初の施政方針演説 ホームレス問題に予算13億ドル、市警の質向上も(4/18)

【ロサンゼルス18日】ロサンゼルスのカレン・バス市長が18日、就任後初の施政方針演説を行い、ホームレス問題と治安に重点を置いた2023ー24年度の予算案を発表した。

 予算案には、ホームレス問題改善に向けた市の取り組みを活発化させるため、13億ドルを充てる内容が含まれた。バス市長によると、市法務官と連携し、何千のユニットをホームレスへ提供するために取り組んでおり、市所有の3,000以上の物件が現在、住居としての利用へ向けて検査されている。

 バス市長はまた、資金提供の優先事項にロサンゼルス市警の質向上をあげ、近年の警官数減少でその数が9,000人を下回る事態に陥っている現状に懸念を示した。

 また、市のメンタルヘルス危機管理チームの拡大や、警察の介入が不要な場合に対応する地域介入員、ソーシャルワーカー、臨床心理士、その他の専門家らによる部隊の構築を目的とした、新しい「コミュニティーセーフティー・オフィス」への資金提供も示唆された。 

 バス市長は、この「コミュニティーセーフティー・オフィス」への市民の参加を促し、会議や統計に各自の声を反映させ、市の安全に向け必要事項を見極めるために協力して、と呼びかけた。

 バス市長はまた、市の消防署、職員、動物サービス課の人員増強にも力を入れることを示唆した。

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