MWD、干ばつ状況の緩和で数百万人への給水制限を解除(3/16)

【ロサンゼルス16日】南カリフォルニア最大の水供給会社「Metropolitan Water District of Southern California(MWD)」は14日、今年に入り強力な暴風雨に見舞われたことから、深刻な干ばつにより制限されていた水まきのガイドラインを緩和することを決めた。

 この冬は例年になく雨が多く、11の異なる「大気の川」がカリフォルニアを襲い多くの降水量をもたらし、干ばつに伴う懸念を和らげた。「MWD」は14日、ロサンゼルス郡、サンバナディーノ郡、ベンチュラ郡の6つの水道事業体に対して、「State Water Project」からの供給に大きく依存するこれまでの制限を取り消すことを決議した。

 記録的な干ばつが続く中、2022年6月1日以降、対象地域の約700万人の住民が屋外での水やりを週に1日だけに制限された。

 水資源局は昨年12月、干ばつの影響を受け、州内の各機関が通常要求する水配分の5%しか受け取れないと発表したが、最近の嵐でこの数字は1月に30%、2月に35%に上昇した。

 ただ、「MWD」の担当者は、制限を解除してもカリフォルニアの水の供給は限られていると考えられるので、住民は引き続き水の使用量を制限するよう最善を尽くしてほしい、と述べている。現状では、カリフォルニア州は、連邦政府から2024年からコロラド川の水への依存度を制限するよう命じられた6つの州のうちの1つとなっている。

 また、「Los Angeles Department of Water and Power」の顧客は当面、昨年実施された給水制限のままで、奇数住所の住民は月曜日と金曜日、偶数住所の住民は木曜日と日曜日の週2回のみ給水が許可されている。

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