男性フェロモン香水が大人気

 人気男性ファション誌「Hail Mary」によると、男性化粧品が売れているらしい。昔から欧米人に比べて日本人の体臭は匂わないと言われ、同じアジア人でも中東やインドの人達の体臭は欧米人よりも強く、それはワキガが原因と言われている。

そんな訳で昔から中東やインドや欧米では香水が良く売れた。調査によるとアメリカの香水市場は小売りペースで2兆円を超えている。日本は400億円にしか満たない。更に男性がつける香水に至っては数十億円規模にとどまっているのが現状らしい。

 

 

確かに私自身洋服にはお金を掛けるが、自腹で香水を購入した記憶が無い。身体につけるものはせいぜい肌荒れ防止のNIVEAかオロナイン軟膏くらい。

実は世の中、ここ十年位様子が変わってきて、若者は勿論のこと中高年男性の間で香水が密かなブームらしい。それも「女性を振り向かせるフェロモン系香水」が大人気、女性にモテモテ! 聞き捨てならない話ではないか!中年になっても匂いだけで女性を振り向かせる香水とは? まさに男の夢!

さっそく調べてみました。解説では「初めから香水でごまかそうとするのではなく、まずは汗を拭き取り、香りの薄いデオドラント製品が効果的」と。「匂い消しの強度ではなく、さり気なく女性を振り向かせるタイミングによって選ぶ事。日中なら清涼感のあるシトラス系のを選択、特に野外や海沿いで効果を発揮する。」「夜女性を射止める勝負香水はムスクやウッディなどの刺激的でスパイシーなものが強力な助っ人になる。」次なる解説「香水にはトップノート、ミドルノート、ラストノートと大きく分けて3段階があるので状況に応じて使い分けが必要」らしい・・・

香水は奥が深い。しかし本当にそんな簡単に女性が振り返るフェロモンが出るものなのか!ぜひ挑戦してみたい。更に調べてみました。どうやらフランス製シャネルの「エゴイスト」のようないきなりの刺激臭はレベルが高すぎるので、初心者コースとしてはラストノートのフランス、フィッツコーポレーションの人気ブランド「ライジングウェーブ」が良さそうだ。深い海から海面へと上昇してゆくダイバーの心理状況をイメージしているらしい。完璧ではないか! 私はダイバーではないが雰囲気は完全に掴んだ。

そんな訳で今年の夏は〝フェロモン イトウ〟として海辺に出現する事が急遽決まった。5月のゴールデンウイークに鎌倉由比ガ浜海岸を香水たっぷり付けて歩くので、フェロモン効果で女性が振り向いてくれるか試してみます。興味のあるレディは奮って参加していただけると。ブルーと白のボーダーTシャツで歩いています! 夏がやって来る!

 

■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。

 

 

 

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