【ロサンゼルス15日】バスケットボール界のスター、マイケル・ジョーダンさんが、17日の60歳の誕生日を前に、ボランティア団体「Make-A-Wish」に1,000万ドルを寄付すると発表した。同団体の43年の歴史で、個人から受けた寄付としては過去最高額で、ジョーダンさんはバスケットコートの外でも大きな新記録を打ち立てた。
「Make-A-Wish」は難病と闘う子供らの夢をかなえ、生きる力や病気と闘う勇気を持ってもらいたいと願い設立された非営利のボランティア団体。同団体によると、ジョーダンさんは現在も、最も多くの子供らが面会を希望する著名人の一人。過去34年間、同団体とパートナーシップを組むジョーダンさんは、「多くの子どもたちに笑顔と幸せを届けるお手伝いをしてきたことを光栄に思う」と話し、「自身の寄付が他の人々の寄付のきっかけになれば、これほど素晴らしい誕生日プレゼントはない」と述べた。
2000年には、バスケットボール選手になることを夢見ていたが脳腫瘍の治療でその夢を中断せざるを得なかった11歳の少女ケイティさんが、「Make-A-Wish」を通じてジョーダンさんと出会い、バスケットボールへの情熱を再び取り戻した。ケイティさんは、「マイケルとの出会いを考えることで、すべての治療を乗り切れた。私を他の夢に駆り立ててくれた」と振り返った。ケイティさんは脳腫瘍を克服し、「Make-A-Wish」のスタッフとなった。
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