【ロサンゼルス9日】シャーマン・オークスのレストラン「HomeState」が9日、度重なる窃盗被害への対策として、客から現金を受け取ることをやめ、カードなどでの支払いのみとすることを決め話題となっている。
「HomeState」のオーナー、ブリアナ・バルデスさんによると、同店は昨年7月22日に開店し、それ以降の7カ月間に7回もの窃盗被害にあっている。最も最近の被害が9日午前12時半頃で、防犯ビデオの映像では、フードをかぶりマスクを着用した一人の男がハンマーでガラス扉を割って店内に侵入し、そのハンマーで金庫を壊し現金を奪う様子が映っていた。
近所の店でも同様の犯罪が多発しているという。
バルデスさんは、「現金でしか支払えない客を差別化したくはないが、店の売り上げ金やスタッフの安全を守るためには仕方がなく、難しい決断を下した」と話す。現金という「エサ」を店内から取り除くことで窃盗被害を食い止めようとする「キャッシュレス支払い」の試みは、同様の犯罪が多発する中でその他の店舗にも取り入れられるかもしれない。
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