学校で子供へのワクチン接種義務化せず コロナ緊急事態宣言解除で加州公衆衛生局(2/6)

【ロサンゼルス3日】カリフォルニア州では、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が今月いっぱいで解除されることがすでに発表されているが、同州公衆衛生局は3日、2021年10月にニューサム知事が発表した学校へ通う子供らにコロナウイルスのワクチン接種を義務付ける方針を覆し、接種を義務化しないと発表した。

 カリフォルニア州では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて出された緊急事態宣言が今月28日で解除される予定で、それに伴い、知事に与えられていた、状況に合わせて法律を迅速に変更・修正する権限も終了する。知事は2021年10月、学校での予防接種の必須リストにコロナワクチンを追加する緊急規則を全米で初めて発表したが、昨年、食品医薬品局によるワクチンの最終承認を待つ間、少なくとも2023年夏まで義務化は延期されると発表していた。緊急事態宣言の解除後は、コロナワクチンを予防接種の必須リストに加えるなどの変更には州議会での審議が必要になる。

 カリフォルニア州公衆衛生局は、「学校でのコロナワクチンの接種が義務化されなくても、安全を守るため生徒や教職員へのコロナワクチン接種は引き続き強く推奨する」と声明を出した。

 

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