テスラが250フィートの崖落下、家族4人は奇跡的に無事(1/3)

【モンタラ3日】北カリフォルニアのモンタラで2日、パシフィック・コースト・ハイウェイ沿いの死亡事故が多いことで有名な崖「デビルズ・スライド」からテスラが転落する事故が発生。セダン車は250フィート(約76メートル)以上の高さを岩場へ落下し大破したものの、乗車していた家族4人は奇跡的に助かった。

 「ミラクルとしか言いようがない」と驚くのは、救急隊員のブライアン・ポテンジャー氏。サンフランシスコの15マイル南に位置する「デビルズ・スライド」は、急勾配の岩場を見下ろす曲がりくねった海岸沿いの道。この場所では、ハンドル操作を誤った車が崖から落下する事故がしょっちゅう報告されているが、生存者はほぼ皆無だとポテンジャー氏は話した。

 事故を起こしたテスラは波打ち際からわずか数フィートの崖に挟まれ、着地する前に数回反転したと思われ、救助隊が到着したときには4人とも意識があったという。乗車していたのは、9歳の男児と4歳の女児、そして両親。子供2人はほぼ無傷で、大人2人は外傷があり病院へ搬送されたが命に別状はないもよう。

 カリフォルニア州ハイウェイ・パトロール局の調べによると、事故発生時にテスラがオートパイロットまたはフル自動運転モードで運転していた可能性は低い。車両が崖から転落した場所にはガードレールがなく、道路の状況が事故の原因だとは考えにくいという。当局が事故の詳しい原因を調べている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。