【ロングビーチ29日】老朽化による修復とコロナパンデミックの影響で、2年以上閉鎖されていたロングビーチ港のクイーン・メリー号が、今年末にも一部の一般への公開を再開させる見通しだ。
クイーン・メリー号はロングビーチ港に1967年に停泊して以来、同市が所有者となり一時期は運営も担っていた。もともとの運営主である「Eagle Hospitality Trust」が昨年破産を申請したため、ロングビーチ市が40年ぶりに運営を引き継ぐかたちとなった。
2017年の報告書では、この船の総修理には2億3500万ドルから2億8500万ドルの費用がかかると推定された。ロングビーチ市議会は今年、部分的な再開の段階までこぎつけるための重要な修理に500万ドルを充てる案を承認した。
市の報告によると、船内で修理が必要とされた主要カ所は電気、配管、金属加工関連で、これらの作業の約75%は今年中に完了し、残りの内部の重要な修理は2023年初頭に完了する予定だという。