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「政治を抜きにした寓話は存在しないんです」ギレルモ・デル・トロ監督はこう口を開きました。
世界中で愛され続ける原作「ピノッキオ」とは、全く異なるピノッキオが、ギレルモ監督によって命を吹き込まれました。
12月にNetflixによって配信される『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』、この冬の話題作です。
今作品はアニメ映画『ピノキオ』のリメイクではなく、カルロ・コッローディによる児童文学作品「ピノッキオの冒険」を翻案したもので、
1930年代、ムッソリーニ政権下でファシズム社会のイタリアを舞台とした作品になっています。
この作品はストップモーションを採用していますが、その理由としてギレルモ監督は、「俳優よりも表情豊かだから」と答えました。
家族向けのピノキオではないという本作品は、ムッソリーニ台頭期のピノッキオになっているそうです。
ピノッキオをファシズム台頭期の操り人形に置き換えている「政治映画」だそう。
【キャスト】
- ピノッキオ声 グレゴリー・マン
- セバスチャン・J・クリケット声 ユアン・マクレガー
- ゼペットじいさん声 デビッド・ブラッドリー が、声優としてキャスティングされています。
今年の冬は、家族向けではない「ピノッキオ」から、歴史と政治に触れてみてはいかがでしょうか!
(ららら編集部インターン)
(10/21/2022)
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