UCLA元婦人科医に有罪評決  女性患者500人超に性的暴行(10/21)

【ロサンゼルス20日】UCLA在職中の1983年から2018年にかけ、500人以上の女性患者に性的暴行を加えたとして元婦人科医のジェイムズ・ヒープス被告が告発された陪審員裁判で、ヒープス被告に20日、起訴された21件のうち5件で有罪評決が下された。

 一時期はUC機構内で最も高給取りの医師だったヒープス被告に、審判が下った。UC機構が2022年初めに発表した報告書によると、UCLAはヒープス被告による性的暴行疑惑を適切に調査することを繰り返し怠り、内部調査中も同被告に治療の実施を許していた。

 UCLAは2月、被害を受けた女性が起こした200件の訴訟の和解へ、2億4,300万ドルを支払うことに同意。5月には、さらに112人の女性がヒープス被告に対する告発や訴訟を起こし、和解金の総額は7億ドルを超えた。

 11月17日に判決が下される予定で、検察官によると、ヒープス被告には28年間の州刑務所への禁固刑が科される可能性が高い。

 一方、ヒープス被告の弁護団は、裁判官が故意に重要証拠を除外したと主張しており、上訴する構えをみせている。

 

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