吉川泰昭: サーカスを多くの人に楽しんでもらえるロングランのショーを作りたい

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吉川泰昭
Yasuaki Yoshikawa

輪っかパフォーマー/オンラインサーカス主催者

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奈良県出身、ラスベガスを拠点に輪っかパフォーマー /世界初オンラインサーカス主催者として活躍する吉川泰昭さん。
インスタグラム:https://www.instagram.com/yywheel/
ツイッター:https://twitter.com/yywheel
ウェブサイト:https://onlinecircus.jp/
ユーチューブ:https://www.youtube.com/c/OnlineCircus

等身大の2本の鉄の輪を平行につないだ輪っか「ラート」や1本の輪っか「シルホイール」を体全体を使って自由自在に操り回る輪っかパフォーマンス。大人の身長がすっぽりと入る直径2メートルほどの大きさのものから直径80センチの小さな輪っかを使って驚愕の技をみせるのが、ラスベガスを拠点に輪っかパフォーマーとして活躍する吉川泰昭さん。驚くべきは、なんと直径45センチの極小の輪っかで回るという超人技もみせる。「回れる輪っかがあればなんでも回ってしまえ」のごとく、どんな輪っかも操るパフォーマンスが人気を集めている。

 現在はベガスにあるプラネットハリウッド リゾート&カジノの『Vバラエティショー』のほか『VEGAS! THE SHOW』にレギュラー出演。「NBAのハーフタイムショーや企業パーティなどからの依頼がある時にもパフォーマンスしています」。1種類の輪っかを使うパフォーマーは多いが、4種類の輪っかで回る吉川さんの唯一無二のパフォーマンスは引っ張りだこ。自身も『これは面白そう!』と興味をそそられるステージの依頼があればどこにでも出向く。近年ではパフォーマンスするだけではなく、企業と契約してオリジナルの輪っかの開発も行っているという。


 それと併行して、吉川さんが情熱を注いでいるのが「オンラインサーカス」の主催だ。「オンラインでサーカスのショーを行い、それを病院や介護施設などに届けています。ご病気や体が不自由な方にもサーカスを広く楽しんでもらいたい。ギフトペアチケットのうち一枚はご購入いただいた、この想いに賛同してくださる方ご自身に。もう一枚を施設の方にプレゼント。オンラインでもぬくもりを感じていただけたらと思っています」

 奈良県出身。自身が「ラート」に出会ったのは琉球大学時代だった。「サーカスとは全く関係のない農学部だったのですが、サークルで学生たちが輪っかでクルクルと回っているのを見て、『コレだ!』と衝撃が走りました。偶然にもラートを海外から日本に持ち込んだ第一人者である先生が大学におられて、僕たちをものすごく熱を入れて指導してくださったんです」。世界選手権では銀メダルと銅メダルを獲得。卒業後はスポーツエンターテイメント『マッスルミュージカル』で約7年間活動し何度かラスベガス公演も経験。2012年にはアメリカのカンパニーに入り世界ツアーに出演。その後、別のカンパニーに移り2017年からベガスを拠点に活動開始して今年で10年になる。

「コロナ・パンデミック以降、以前より客足が遠のいてしまった昨今のショービジネスですが、私自身、再び多くの皆さんにサーカスを楽しんでいただけるロングランのショーを作りたい。そこから日本のサーカスパフォーマーの発展に繋げていける活動を続けていきたいと思っています」。

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12月7日には、オンラインサーカスで吉川さんがプロデューサーとなって、日本で10組の日本人のサーカスパフォーマーが集結し競い合うコンペティションを開催予定。優勝者はベガスの『ビバフェスト』メインショーへの出演権が得られるビッグイベントとなっている。

(10/11/2022)

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