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最近、有り難い事に車関係の仕事が増えてきた。自身のYouTubeチャンネル『お笑いバックドロップ』はもちろんのこと、紙媒体では講談社ビーシー『ベストカー』(月2回発行)の連載を20年以上も続けさせて貰っている。リクルート発行の『カーセンサーエッジ』も毎月ユニークな外国中古車販売店に行く企画、これが実に楽しい。MXテレビではあのドリフトの神様と呼ばれる土屋圭市さんと共に『テリー土屋の車の話』で、各自動車メーカーの新車開発スタッフの苦心談やマニアックなマフラーやタイヤ、キャリパー開発の秘話、更に女性にモテル車とはの大激論大会!など、多岐に渡って紹介している。
そうなんです。年がら年中、私、車にまつわる仕事を・・・ これは嬉しいことなのだが、根っからの車好きなので、行く先々の車屋さんで欲しい車と出会ってしまうのです。これは困った! これって犬好き、猫好きの人がペットショップでショーケースに入っている子犬、子猫と目が合って離れられなく瞬間と同じではないかと! 最近離れられなくなった車あります。
皆さん覚えてますか。クライスラー・クロスファイア、2004年から2008年迄わずか4年半しか生産されなかった幻の車。メルセデス・ベンツ/SLKをベースに設計され、生産はドイツのカルマン社が担ったコンパクト2シーターで、クーペとロードスターがあった。デビュー当時から大好きな車だった。クロスファイアは何故かクライスラー社から販売したのに地元アメリカで全く人気がなく可哀想な生涯を送ったのだ。

しかしなのだ、あれから14年たった今、改めて見るとこれが実にいい! ロングノーズ、ショートデッキの美しいシルエット、ノスタルジーを感じさせる計器周り。メルセデスのエンジンなので悪い訳がない。これって同窓会で久しぶりに見た同級生が飛び切り綺麗になって帰って来た感じなんです。(少し無理がある表現だが。)時代がやっとクロスファイアに追いついた感じがする。嬉しい事に中古車市場が値上がり状態の日本でも60万から購入出来るのです!ありがとう!これは絶対に欲しい!
千葉の中古車屋さんにいい出物を発見したのですが、限られた車庫なので、どの車を手放せばよいのか。どの車にも思い出、愛着もあるので・・・ そうなんです! 趣味を仕事に結びつけると、お金の工面、車庫証明、長年連れ添った愛車との別れ、大変なんです。「テリー何を贅沢なことを言っているんだ!」の声が聞こえてきそうだが、私もう何年車乗れるか分からないから、わがまま言ってやっぱりクロスファイア欲しいな!
アメリカにお住まいの皆さん安ければ買いですよ!・
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■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。
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