【ハリウッド26日】グラミー賞を9回受賞している正真正銘の歌姫リアーナが、NFLフットボールの祭典「スーパーボール」のハーフタイムショーに出演することが決定した。
実はリアーナとNFLには確執があった。2019年に一度スーパーボールのヘッドライナーの決定していた彼女だが、NFLの選手たちが直面した人種差別問題(2017年~2018年にアメリカ国内で人種問題に抗議するため、試合で国歌斉唱中にひざをつく通称「テイク・ア・ニー」という行為が一部の選手のあいだで急増したことがドナルド・トランプ米大統領をはじめとする保守派の反感を買い、NFLは選手の抗議活動を禁止に。
そして最初にひざをつく抗議活動を行ったコリン・キャパニック選手が、どのチームとも契約ができない状況となった)が原因でリアーナはオファーを断った。
リアーナは当時、「私は売り渡すような真似はできないわ」とヴォーグ誌に語り、「あの組織の中には、私が全く同意できないものがあって、奉仕しに行くつもりはなかった」と胸の内を語っていた。差別問題に関しては、その後オーナー達が結託しNFLを提訴した。
今回、リアーナが出演を決定した背景には、彼女の恩師ともいえるジェイ・Zの存在が大きいと言われている。彼が立ち上げた会社がNFLと提携を組んでおり、ハーフタイムショーの演出にも関与している。
自分の信念を貫き、ベストな体制を整えて出演を決めたリアーナ。どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、今から楽しみだ。
リアーナが出演するスーパーボールは2023年2月に開催予定。