LA郡のホームレス人口増加が減速、パンデミックの政策影響(9/8)

【ロサンゼルス8日】ホームレス人口のカウントを実施する「Los Angeles Homeless Services Authority」が8日に発表した最新データによると、ロサンゼルス郡のホームレス人口の増加率が、過去2年間で鈍化したことがわかった。コロナパンデミックでもたらされた政策の影響とみている。

 ロサンゼルス郡のホームレス人口は、2020年の6万6,436人から2022年には6万9,144人と4.1%増加した。この中で、屋内のシェルターで生活する人の割合は、28%から30%に増えた。同郡でホームレス人口が爆発的に25%も増加した2018年から2020年に比べ、対照的な結果となった。

 「Los Angeles Homeless Services Authority」は、ホームレス人口の増加が減速したのは、連邦と州の失業者救済、家賃や立ち退きのモラトリアム、公共料金補助プログラム、地域のシェルターの収容能力拡大など、パンデミック中に実施された政策のおかげで、これらシェルターへの永住を可能にした結果だと分析した。また、パンデミック中に実施されたこれらの政策の多くがまもなく終了することから、今後も継続させる必要性を強調した。

 ロサンゼルス郡内で、ホームレス人口が最も増えたのはハーバー地区(18%増)とサウス・ロサンゼルス(12%増)で、最も減ったのはウエスト・ロサンゼルス(23%減)だった。ホームレスが最も多いダウンタウンなど都市圏では、4%増加して約1万8,000人だった。

 ホームレス人口を人種別にみると、黒人が引き続き最多。また、退役軍人のホームレス人口は縮小したが、女性や高齢者などでは増加がみられた。

 一方、ロサンゼルス市では、同時期にホームレス人口は、4万1,290人から4万1,980人へと1.7%増加した。ロサンゼルス市のホームレス・住宅問題は、11月の市長選挙でも重要な争点になっている。

 

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