【ロサンゼルス2日】バイデン大統領は水曜日、中絶を求める女性がその処置を受けるために州間を移動することを容易にすることを一部目的とした大統領令に署名する予定である。
バイデン氏が出す指令の一つは、中絶を非合法化していない州が、事実上、州外から移動してきた女性の治療を助ける特定のメディケイド免除措置を申請することを許可するものである。
この命令はまた、医療提供者に連邦無差別法を遵守するよう求め、国立衛生研究所と疾病対策予防センターにおける母親の健康に関する重要なデータと情報の収集を合理化する。
この詳細は、正式な発表に先立ち、行政命令について話し合うために匿名を条件に語った政権高官によって説明された。
この新しい命令は、1973年の画期的な判決「ロー対ウェイド」を覆す最高裁判決以来、多くの民主党議員や中絶擁護団体がバイデン政権に要求してきたものには及ばないものである。
ホワイトハウスは、バイデン政権が中絶に関する公衆衛生上の緊急事態を宣言するよう求めているが、これは連邦政府の資源を解放することも、新しい法的権限を発動することもほとんどないだろう、と述べている。
これとは別に、火曜日には司法省がアイダホ州の中絶を犯罪とする法令をめぐり、メリック・ガーランド司法長官が連邦法に違反するとして訴えた。