元郵便配達員、25万ドル分のコロナ失業手当横領で有罪認める(7/12)

【パームデール11日】配達ルートの住民の身分証明書を使ってコロナ失業手当を不正に請求し、25万ドル以上を盗んだ元郵便配達員が11日、有罪を認めた。

 被告は、パームデールのスティーブン・グローバー(32)で、郵便詐欺と郵便物窃盗の罪を認めた。グローバー被告は司法取引で、自分が担当していた郵便配達ルートの住所を共同詐欺師に提供し、それを雇用開発局(EDD)の不正申請書の宛先として使用し、その後EDDから送られたデビットカードを横領していた。

 さらに、自分の郵便配達ルート上の受取人向けの正規のEDDデビットカードを盗み、EDDに電話をかけて盗んだ郵便物から得たPINを使用してカードを有効化し、それを使ってATMから数千ドルの現金を引き出したことも認めている。連邦検察は、グローバー被告の郵便詐欺による損失額は、27万698ドルと発表した。

 司法省によると、2021年6月にグローバー被告の自宅を捜索したところ、EDDから15人宛の郵便物37通が見つかった。同被告はまた、コロナ失業手当とは無関係の他人宛ておよび会社宛ての小切手など、2万3,266ドルも盗んだことを認めた。

 審問が9月19日に予定されており、郵便不正行為で最高20年、郵便窃盗で最高5年の禁固刑が言い渡される可能性がある。

 

 

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