スクールバス160台がキャタリティック・コンバータ窃盗の被害 警察の資金削減でLAUSD(5/26)

【ロサンゼルス26日】今年1月以降、ロサンゼルス統一学校区(LAUSD)のスクールバス約160台からキャタリティック・コンバータ(触媒コンバーター)が盗まれていることが分かった。盗難で同学校区が被った損害は58万1,000ドルに膨れ上がっており、警察の資金削減運動で夜間の警官による巡回が不十分になったことが理由のひとつと指摘されている。

 スクールバスのキャタリティック・コンバータ窃盗が発覚した朝は、バスが運行できず、いつものルートのキャンセルなどで生徒にも影響を及ぼしている。キャタリティック・コンバータを盗まれたバスの復旧には最大4週間かかるといい、スポーツイベントへの生徒の送迎などにも影響が出ている。

 2021年以前、LAUSDには510人の学校警察官がいたが、警察の資金削減運動に伴い、26%の減少にあたる警官133人が削減された。これが深夜以降のスクールバス駐車場の巡回に支障を来たしているもよう。

 LAUSDは現在、校内の警官削減を唱える教職員組合との話し合いを続けており、教育長が近々、学校の警備強化策を含む予算を発表する予定。

 

ホームへ戻る

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。