福元大輔: アメリカで初の重賞制覇! 次なる目標へ

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福元大輔
Daisuke Fukumoto

騎手

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2月20日、サンタアニタパーク競馬場で行われたサンシメオンステークス(G3)でアメリカで初の重賞制覇を果たした福元大輔騎手。
インスタグラム https://www.instagram.com/daifuku_22/

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,     2月20日、アーケディアにあるサンタアニタパーク競馬場で行われたサンシメオンステークス(G3)。自身にとってアメリカで初のこの重賞レースで勝利を飾った福元大輔騎手に喜びの声を聞くことができた。  

 シーズンオフの現在は、拠点とするカナダ・トロントからカリフォルニアに遠征中の福元騎手。今レースで騎乗したバラッザには当初別のジョッキーが乗る予定だったが、急きょ福元騎手が乗り替わりとなって出場した。「初の重賞レースだけに、チャンスをものにしたいという気持ちが大きかった。騎乗したバラッザとは初対面でしたし、一度も走ったことのないコースだったのが難点でしたが、馬にとっては何度か勝ったことのある相性の良いコース。それが勝利に導いてくれたのかなと強く感じます」  

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2017年にカナダの騎手免許を取得。一昨年には、カナダ版ダービーと呼ばれるクイーンズプレートステークスをマイティーハートで制覇。また昨年はタウンクルーズとのコンビでウッドバインマイルステークスでG1を初制覇するなど、世界の舞台へと活動を広げるとともに騎手としての認知度も高めている。  

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サンシメオンSで騎乗したバラッザとともに。

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鹿児島県育ち。実家が数頭の馬を飼育していたため、物心ついた頃から馬に乗り親しんで育ち、自然と騎手の道を目指すようになった。「僕が小学校の頃、日本で史上最強馬と呼ばれていたディープインパクトに乗って活躍する武豊騎手の姿を見て、将来は彼のようなジョッキーになりたいと思いました。武豊騎手とディープインパクトは大きな憧れだったんです」。その後、日本で競馬学校を受験するなど国内の競馬を目指しながらも、世界のトップジョッキーや外国の競馬に興味を持ち始め、次第にグローバルなジョッキーになりたいと思うようになった。  

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17歳で単身カナダへ渡航。当初は、英語もしゃべれない、知り合いも全くいない、ネットワークもゼロの状態だったため英語を学びながら騎手になる道を模索。そのうちに現地でマネージメントをサポートしてくれるエージェントとの出会いもあり、カナダでの騎手免許取得や2017年7月のウッドバイン競馬場での騎手デビューを果たした。  

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カナダでレース活動をスタートして今夏で約5年。次なる目標は、アメリカを拠点にして活躍していきたいと話す福元騎手に競馬の醍醐味を聞いた。  

「どんな小さなレースでも勝利した時は本当に嬉しい。一頭の馬にはたくさんの人が関わっています。馬を世話する人や馬主さん、調教師・・・人から人へバトンが渡されて、最後にバトンを受け取るのがジョッキー。レースに勝って引きあげてきた時に、みんなで勝利の喜びを分かち合える瞬間。これは騎手冥利につきますね」  カリフォルニア遠征は3月上旬まで。その後はカナダに帰国し、いよいよ春季レースに臨む。

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(3/1/2022)

 

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