加州で16日、屋内マスク着用義務を解除 K-12は継続し28日に新指針(2/15)

【ロサンゼルス15日】カリフォルニア州で16日、コロナワクチン接種完了者への屋内マスク着用義務が解除される。K-12の公立学校に関してはマスク着用義務を継続させ、コロナの感染者数や入院患者数、ワクチン接種率などを考慮して、28日にガイダンスの見直しを行う方針。

 ワクチン未接種者は、引き続き屋内でのマスク着用が義務付けられる。また、病院や公共交通機関、ナーシングホームなどの感染危険度が高い場所では、ワクチン接種の有無に関わらず、マスク着用義務が継続される。

 また、1,000人以上が参加する屋内のメガイベントでは、ワクチン接種証明書かコロナ陰性結果の提示が求められ、ワクチン未接種者にはマスク着用が求められる。1万人以上が参加する屋外催しに関しては、ワクチン接種証明は不必要だが、マスク着用かコロナ検査での陰性確認が推奨される。

 カリフォルニア州は2020年6月、その他の州に先駆けて公共エリアでのマスク着用を義務化した州の一つ。州内のコロナ感染者数は今年1月半ば以降、75%以上減少した。一方で、12歳未満のワクチン接種完了率はまだまだ低く、5歳~11歳では28%のみ。政治的影響力の強い教職員組合が猛反対し、公立学校でのマスク着用義務は継続となった。

 屋内マスク着用義務の解除について会見で説明したカリフォルニア州のマーク・ガリー保健福祉長官はまた、マスク着用はまだ「強く推奨される」と繰り返し訴えた。
 感染者数の多いロサンゼルス郡では、屋内マスク着用義務が継続される。
 

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