【ニューヨーク30日】パンデミック以降の米国では、食料品を買いに行くとき、お気に入りの商品が不足していて手に入らないことが多いという現実に慣れてきているようだ。
Publix社の広報担当ディレクターであるMaria
Brous氏は、どの商品が品切れになるかを判断するのは必ずしも容易ではないとしている。パンデミックの影響で、製品やパッケージの品薄状態は週ごとに変化している。またサプライヤーは需要に応えるため、売れ筋商品に集中するために、複数の品種を製造中止にしている場合もあるとしている。
また、オクラホマ州立大学のフードエコノミストであるロドニー・ホルコム氏は、缶詰の品薄が予想されるが、これは実際の食品よりも容器に関係しており、アルミニウムの入手が懸念されているためだとしている。アルミニウムの価格は今年に入ってかなり上昇しており、1月から40%以上、先月は9%近く上昇したとしている。
一方、牛肉や豚肉の卸売価格はこの1ヶ月間、いずれも下降傾向にあり、品不足の恐れが少なくなっているという。しかし、感謝祭の七面鳥を購入する際には事前に計画を立てることが重要であり、お金を節約し、希望通りのものを手に入れるためには、今すぐ七面鳥を注文し、可能であれば冷凍保存することが必要であるとしている。そして鶏肉製品は、必ずしも鶏肉が不足しているわけではなく、加工工場がCOVIDのため、フル稼働していないため、この秋も供給不足になるだろうとしている。