【ワシントン27日】米国疾病予防管理センター(CDC)は9/23(木)、65歳以上の高齢者、老人ホームの入居者、基礎疾患のある50歳から64歳までの人々に追加接種を推奨したが、翌9/24(金)、CDCのワレンスキー所長は、感染リスクの高い職業や施設に従事する人々への接種も推奨すると接種対象を拡大した。
この措置により、感染リスクが高い約6,000万人の米国在住者が3回目の予防接種を受けることができるようになった。
FDAとCDCは、ファイザー社のワクチンについてのみデータを検討したが、ワレンスキー氏は、データが利用可能になり次第、モデルナ社とJ&J社のブースターの推奨について「同じ緊急性を持って」動き出すと述べた。また、米国国立衛生研究所(NIH)のコリンズ所長は木曜日、モデルナ社とJ&J社の3回目の投与に関する決定は数週間以内に下されるだろうと述べている。また、NIHは現在、あるメーカーの一次ワクチンと別のメーカーのブースターを混ぜて使用した場合の効果を調べる試験を行っていると付け加えた。
CDCの推奨は以下の通り。
・ファイザー社のCovidワクチンを受けた65歳以上と長期療養施設の居住者は、その2回目の接種から少なくとも6ヶ月後に追加接種が可能。
・基礎疾患のある50~64歳は、ファイザー社の2回目の接種から少なくとも6ヵ月後に、ファイザー者の追加接種を受けることが可能。
・基礎疾患のある18~49歳の人は、個々のメリットとリスクに応じて、ファイザー社の2回目接種から少なくとも6カ月後にファイザー社のワクチンの追加接種が可能。
・18~64歳の人で、職業や施設環境のためにCovid-19への感染リスクが高い場合は、個々の利益やリスクに応じて、ファイザー社の2回目の投与から少なくとも6カ月後に、ファイザー社のワクチンの追加接種が可能。
CDCの最終決定により、米政府は、今週中に16歳以上の人に追加注射を開始する予定だという。
食品医薬品局(FDA)は、最初の2回の投与を終えてから6ヶ月後に、ファイザー社の3回目の追加接種に緊急使用許可を与えている。