【ロサンゼルス22日】カリフォルニア州で干ばつによる水不足が続く中、カリフォルニア北部の沿岸地域とベイエリアでは、水の使用量がそれぞれ17%と8%削減された反面、ロサンゼルス郡では使用量が1%増えたことが、22日発表のレポートで分かった。
レポートによると、州内でも早めに先月、節水条例を施行したグレンデール市をはじめ、いくつかの地域で水使用量が大幅に減っていることが分かった。都市圏水道局は、今期の節水が、来年また干ばつに見舞われた場合の蓄えにつながるとして、広く協力を呼び掛けている。
当局によると、水不足の原因は、通常より乾燥した冬季の積雪不足と、夏季の猛暑。節水命令が出ているグレンデール市の住民は、庭の水やりを夜間にし、水量も減らしていると説明。同市水道電気局によると、市内の水使用量は、昨年同時期に比べて4%減り、水不足が深刻化した2015年に比べると17%減っている。