「給料の話はタブー」から変化へ Z世代が広げる〝給与透明化〟の流れ  アメリカのお金文化に新たな価値観|ららら新聞VOL.74

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らら三郎(ららら編集部)

ららら編集部が気になるニュースをリサーチ!
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「給料の話はタブー」から変化へ
Z世代が広げる〝給与透明化〟の流れ 
アメリカのお金文化に新たな価値観

アメリカで、これまで長く「人前では話さないもの」とされてきた給料やお金の話に、大きな変化が起きています。

その中心となっているのが、Z世代と呼ばれる若い世代です。SNSを通じて、自分の給与額や生活費、家計管理の方法などを公開する人が増えています。

以前のアメリカでは、同僚や友人同士でも給与について話すことは避けられる傾向がありました。しかし現在の若い世代は、給与情報を共有することを「恥ずかしいこと」ではなく、自分の働く環境や生活を守るための情報交換と考えるようになっています。

背景にある生活費の高騰と将来への不安

こうした変化の背景には、住宅費や物価の上昇、将来への経済的不安があります。

特に若い世代の間では、「自分の給料は仕事内容に見合っているのか」「同じ職種の人と比べて不公平な待遇を受けていないか」といった疑問が広がっています。

給与水準を共有することで、自分の市場価値を確認し、より公平な報酬を求める動きにつながっています。
また、SNSで日常生活を発信することに慣れているZ世代にとって、給与や家計管理も生活の一部として共有する情報になっています。

注目される「ラウド・バジェッティング」

最近では、「ラウド・バジェッティング(Loud Budgeting)」と呼ばれる新しいお金の考え方も注目されています。

これは、自分の予算や節約目標を周囲にオープンにする取り組みです。

例えば、「今は貯蓄を優先しているので高額な外食や旅行は控えています」と周囲に伝えることで、無理な消費を避け、計画的なお金の使い方を実践します。

これまで「お金の話は避けるもの」とされてきた文化から、「お金について話すことで、より良い選択ができる」という考え方へ変化しています。

企業にも広がる給与の透明化

給与に対する意識の変化は、企業の採用活動にも影響を与えています。

若い求職者の中には、求人情報に給与範囲が明記されているかどうかを、応募先を選ぶ重要なポイントにする人が増えています。

給与を明確にすることは、公平な評価や企業への信頼につながるという考え方です。

一方で、給与を公開することで社内の待遇差が明らかになる可能性や、企業側の人事管理が難しくなるといった課題も指摘されています。

変わり始めるアメリカのお金との付き合い方

給与、生活費、貯蓄、将来設計。

これまで個人の秘密とされてきた情報を共有することで、若い世代はより現実的で公平なお金との付き合い方を模索しています。

「給料について話すことは失礼」から、「知ることが自分を守る手段」へ。

Z世代の価値観によって、アメリカの職場文化やお金に対する考え方は、少しずつ変わり始めています。

(7/15/2026)

 

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