ロサンゼルス郡、救命用品を無料で提供する自動販売機を導入 COVID・フェンタニル検査キット、ナルカンまで(5/8)

【ロサンゼルス8日】ロサンゼルス郡内で、健康関連の自動販売機設置が増数される。

この自動販売機の目的は、救命資源へのアクセスを容易に提供できるようにすることで、費用は一切かからない。コミュニティ・ヘルス・ステーションでは、様々な商品を無料で入手することができる。

ロサンゼルス郡内に51カ所設置されているセルフサービス式の自動販売機の一つで、グレンデールの薬局では、薬の過剰摂取防止対策やその他の公衆衛生用品を提供している。

男性用・女性用コンドーム、COVID検査キット、フェンタニル検査キット、そして注目されているのが、オピオイドの過剰摂取を抑えるのに役立つナルカンだ。

公衆衛生局は1月にコミュニティ・ヘルス・ステーションの展開を開始し、今後数か月で100カ所の設置を計画している。

サンタクラリタ・バレーでアクション・ドラッグ・リハビリテーションを運営するキャリー・クワシェン氏は、この自動販売機導入は、まさに重要な時期に導入されたと述べた。

クワシェン氏の施設には、薬の深刻な危機に直面している12歳や13歳の子供たちが多数やってくるといい、ここ数年、ナルカンが入手できるようになったことで、過剰摂取による死亡者数は減少していると考えている。施設にに来たストリートドラッグ使用者のほぼ全員が、少なくとも一度は『ナルカン』で蘇生させられているという。

一部の保険プランではナルカンはカバーされているものの、自己負担額は高額だという。

「自己負担額が47ドルにも上るケースもあり、自動販売機を使えば完全に無料で利用できるようになる。

この自動販売機は、薬物乱用や性行為を推奨しているのではなく、安全を推進するものであり多くの人々に利用してほしいと関係者は語っている。

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