【 ロサンゼルス2日】吉田修一の同名小説を原作に、李相日(イ・サンイル)監督が映画化した吉沢亮主演の映画『国宝』は、日本で昨年6月6日に上映開始され、公開172日間で興行収入173.7億円、観客動員1231万人を突破し、2003年の『踊る大捜査線THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』を抜いて22年ぶりに実写の邦画歴代興行収入1位を記録した超話題作。
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任侠の家に生まれ、父を抗争で失った主人公・喜久雄(吉沢亮)が歌舞伎の名家に引き取られ、御曹司の俊介(横浜流星)と切磋琢磨しながら女形としての才能を見出され、人間国宝に上り詰めるまでを描いた50年の壮大な一代記。
アニメを含むヒット映画は、若年層から火がつき、上の世代へと広がっていくのが近年の傾向だが、『国宝』は年配層から若年層への広がりを見せるという異例の道を辿った。ストーリーの普遍性、歌舞伎シーンの美しさ、キャラクターの造形、SNSの拡散などで「3時間釘付けになる」という感想が連日投稿され、小さなスマホ画面ではなく大きなスクリーンで映画を体感したいという配信時代の反動ともいえる観客の欲求が重なった。歌舞伎演目の「二人藤娘」「二人道成寺」「曽根崎心中」の上演シーンに見られる、舞台の向こう側に入っていくような臨場感ある映像や、緞帳が上がる前のステージや舞台袖の役者の視点も加わった映像は、観客に感情移入させる効果をもたらし、映像の魔力が光る作品となった。
1月22日、第98回米アカデミー賞のノミネート作品が発表され、『国宝』がメイクアップ&ヘアスタイリング賞で候補に。期待された国際長編部門でのノミネートは逃したものの、この部門で日本映画がノミネートされるのは史上初。
2月6日(金)からニューヨーク、ロサンゼルス、トロントの3都市で、2月20日(金)以降は北米主要都市で順次劇場上映される。
<全米上映情報>
■2026年2月6日(金)ニューヨーク、ロサンゼルス、トロントで先行上映
■2026年2月20日(金)から全米公開
■オフィシャルサイト(GKIDS)
■公開映画館:AMC Theatres
現時点で特定の劇場として公開されることが発表されているのはAMC Theatresのみ。具体的な上映館が確定し予約が開始されるのは公開日の約2〜3週間前(今回の場合2月初旬頃)になるのが通例だ。大手チェーン(RegalやCinemark)を含めた主要劇場で公開される可能性が大。今後のチェック方法としては2月に入ったタイミングでFantangoまたはAtom Ticketsなどのチケット検索サイトで「Kokuho」と検索すること。AMC以外の系列も一覧で表示される。米国の映画興行は興行成績によって翌週も続映するか、上映回数を減らすかが週単位で決定されるサバイバル方式のため全米公開がいつまで続くかは不明。社会現象『国宝』が気になる人は早めに劇場に足を運ぼう。
©SHUICHI YOSHIDA/ASP ©2025 “KOKUHO” Film Partners
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