加州知事、生徒の性自認を保護者に通知することを学校側に禁じる法案に署名(7/16)

【ロサンゼルス16日】カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は15日、生徒の性自認の変更について教師が生徒の家族に通知することを義務付けることを禁止する法案に署名した。保護者の権利を懸念する保守的な教育委員会と、傷つきやすい青少年を心配するLGBTQ+活動家との1年にわたる戦いに終止符が打たれた。

 この法案は、トランスジェンダーの生徒の権利を支持することに対する報復から教師を保護し、幼稚園から高校までの子供に対する性別についての「強制開示」規則を禁止する。

 この法案は、カリフォルニア州の一部の田舎町で、子供が名前や代名詞を変更した場合、あるいは生徒が公式記録上の性別と一致しない施設の利用やプログラムへの参加を希望した場合、保護者に通知するよう教育委員会が決定したことを受けたものである。

 この法案ではまた、カリフォルニア州教育局に対し、「ジェンダーやアイデンティティに関する個人的な会話をどのように展開するか」について、保護者や生徒に資料やマニュアルを提供することを義務づける。

 「Movement Advancement Project」によると、2020年以降、インディアナ州やテネシー州を含む8つの州で、学校での性別通知政策が可決された。カリフォルニア州は、地方レベルでこのような政策を違法とした最初の州となる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。