汗をよくかく夏は、頻繁なシャワーや洗濯など水を使う量が多くなると同時に、環境のことを考えると気になるのが「節水」。確かにカリフォルニア州では長期にわたる干ばつの後、2023年は多雨により干ばつの状況は改善されましたが、それでも今後の気候変動による天候の変化に備えるために日々の節水の必要がなくなったわけではありません。Cal Waterでは「水を賢く使用し、節水を生活様式に取り入れることが依然として重要であることをお客様に改めてお伝えします」と呼びかけるとともに、節水に繋げるために下記のようなアドバイスをしています。
■雨が降っているときにスプリンクラーをオフにするなど、家庭内での節水のヒントを見つける。
■庭の植物への効率的な水やり方法を学ぶ。
■水漏れや水が無駄になる可能性のある場所を報告する。
■無料の節水キットやリベートプログラムを活用する。
■流量制限装置「flow restrictor」
アメリカの各州では企業や住民に向けて、節水を目的とした規制や対策が義務化されています。
私たちの生活の中で身近な対策の一つがシャワーヘッド。一般で販売されているシャワーヘッドには水量や水圧を調整する「flowrestrictor」が取り付けられています。この装置は、シャワーヘッドでの使用でよく知られていますが、ろ過システムや給湯器、灌漑システムなど家庭内の様々な用途でも使用されています。
連邦規則では節水のため、シャワーヘッドの流量は2.5GPM(GPM=Gallons Per Min)を超えてはならないと定められています。流量制限をしてくれる装置をシャワーヘッドやキッチン、バスルームの器具などに取り付けることで確実に水の使用量を減らすことが期待できます。
(7/2/2024)