ウェスト・ハリウッド、市の催しで「プラントベースフード」の提供を義務化(6/28)

【ウェスト・ハリウッド25日】ウェスト・ハリウッドの市議会は24日、市が主催するすべてのイベントにおいて植物由来の原材料を使用した食品「プラントベースフード」を使用することを義務づける条例を可決した。即発効となる。要望があった場合のみ、動物性食品の提供を認めるという。 

 同決議案では、菜食がいかに地球温暖化防止に役立つかを概説している。気候変動に関する政府間パネルの調査によると、植物性食品を使った食事は、肉や乳製品などの動物性食品を使った食事に比べ、平均して63%「二酸化炭素排出量が少ない」と報告されている。

 この新条例は、ウェスト・ハリウッド市が共催または個人的に開催されるイベントには適用されない。 

 市当局は、より持続可能な食習慣を奨励するため、植物性のメニュー提供を義務付けることにしたと説明。また、食肉生産が気候変動につながる温室効果ガスの排出量増加の一因であることを示唆する調査結果も引用した。可能な限り、地元企業による植物性食品を優先的に提供するよう努めるという。

 ロサンゼルス郡参事会も今年2月、郡が運営する施設で提供される食事により多くの植物性食材を取り入れ、動物性食品を減らすビーガン化への取り組み強化条例を決議している。

 

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