「SAG-AFTRA」も圧倒的多数でスト承認 7日にスタジオ側と交渉へ(6/6)

【ロサンゼルス5日】ハリウッドで活躍する脚本家らの組合「WGA(Writers Guild of America、全米脚本家組合)」による、「AMPTP(Alliance of Motion Picture and Television Producers、全米映画テレビ製作者協会」に労働条件の改善を求めるストライキが6週目に突入する中、「SAG-AFTRA(Screen Actor’s Guild – American Film, Television and Radio Artists、全米映画俳優組合)」の組合員らが5日、ハリウッドスタジオとの交渉に先立ち、圧倒的多数でストライキを承認した。

 「SAG-AFTRA」によると、ストライキ承認投票に参加したのは、組合員の約47.69%に当たる約6万5千人。このうち97.91%が、契約交渉が難航した場合、全米脚本家組合によるストに加担することに賛成票を投じた。

 ウェブサイトによると、「SAG-AFTRA」には16万人以上の俳優、ジャーナリスト、ラジオパーソナリティなどが加盟。「AMPTP」との契約は今月末で切れ、7日に「AMPTP」が代表するスタジオとの交渉に入る予定で、「SAG-AFTRA」側は、福利厚生プラン、インフレによる収入減などからの会員保護、人工知能の無秩序な使用への対処などについて要求する見通し。

 一方、大手スタジオとの新契約を求める3つの組合のうちの1つである「Directors Guild of America(全米監督組合)」は3日、ストリーミング配信の報酬などで大幅な増額があり、給与と条件の向上を求める「歴史的」契約を結んだと発表した。

 

 

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