あなたもマックのポテトが食べたくなる!マクドナルドのポテト“美味しさの秘密”が判明(5/1)

【ロサンゼルス4月28日】TikTokで940万人のフォロワーをもつアメリカ在住の人気インフルエンサーJordanさんは、フォロワーに「なぜマックフライポテトはこれほど美味しいのか」「マクドナルドでは植物油にビーフフレーバーをミックスしているからだ」とその秘密を明かし、その動画が120万回以上再生され、話題を呼んでいる(4/28/2023時点)。

これはベジタリアンにはショックであろう話題だが、マクドナルドはこの事実を隠しておらず、知っている人も多い一方で、マクドナルドのポテトは動物性油脂を使用していないと信じていた人たちのあいだではショックが広がっている。動物愛護団体のPETAという団体も「マクドナルドのポテトまでもベジタリアンに不向きだなんてショック」とマクドナルドを非難する事態に発展している。

 ちなみに、アメリカのマクドナルドが使用している「Natural beef flavor(ナチュラル・ビーフ・フレーバー)」は実際にはヴィーガン(卵や乳製品を含む動物性食品をいっさい口にしない完全菜食主義者)において問題ないのではないかという噂もあったが、米Reader’s Digestは2023年1月に掲載された記事で「ナチュラルビーフフレーバーは乳由来成分なのでヴィーガンではありません」と答えており、これを正面から否定している。確かにアメリカのマクドナルドの公式サイトには、フライドポテトの原材料に「ナチュラル・ビーフ・フレーバー」とあり、但し書きで「小麦・乳由来成分」と記載されているのが確認できた。

 日本のマクドナルドはどうなのか調べたところ、公式サイトの「よくある質問のコーナー」で「ポテトを揚げている油は何の油ですか」という質問に対し、「牛脂とパーム油のブレンド油を使っています」と書かれている。但し、イギリスのマクドナルドは違っており、公式サイトには「フライドポテトは動物の油脂でコーティングされていません」と明記している。国によって違うようだ。

 ニューヨークポスト紙によると、マックフライポテトはかつて綿実油(綿の実からしぼった油)と牛脂で調理されていた。1990年に植物油に切り替えられたが、その後、ビーフ味を好む顧客の要望により「ナチュラル・フレーバー」が加えられた。2001年には、ベジタリアンのヒンズー教徒が、顧客に知らせず油にビーフフレーバーが加えられたとして、集団訴訟を提訴した。同社は1000万ドルで和解に至り、このあと材料名は「ナチュラル・ビーフフレーバー」に変更されたという経緯がある。

 ひとつの動画でここまで反響があるというのは、やはりマクドナルドがどれだけアメリカにおいて人気で、必要で、かつここで暮らす人々に愛されているかということの証左でもあろう。

 

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