【サンディエゴ20日】サンディエゴ郡環境衛生局は12/17(金)、Black Mountain Ranch地域での定期的なモニタリングで採取されたネズミからハンタウィルス陽性が検出されたと発表した。
ハンタウィルスはネズミなどのげっ歯類の一部が持っているウィルスで、人に感染した場合には致命的な感染症を引き起こす可能性があり、現時点でワクチンや治療薬は存在しないため、当局は、自宅、ガレージ、小屋などでネズミを見つけた場合、近付かず、尿や糞などを見つけても決して掃除機で吸い取ったりせず、「ウェット・クリーニング」方式で掃除するよう住民に呼びかけた。人への感染は、罹患したげっ歯類の排泄物に触れたり、排泄物を含んだほこりを吸い込んだりすることによって感染する。
サンディエゴ郡では野生のげっ歯類からハンタウイルスが見つかることは珍しくなく、2020年の25件、2019年の42件に続き、今年は10件目の検出となっている。