LA郡営病院のコロナ患者、全員がワクチン接種未完了者(7/14)

【ロサンゼルス14日】ロサンゼルス郡公衆衛生局のクリスティーナ・ガリー医師は13日、記者らとの電話会談を行い、現在郡運営の病院に入院しているコロナ患者のすべてが、ワクチン接種を完了していない患者だと述べた。

 同局が14日に発表した最新レポートによると、郡内で現在、新型コロナウイルスにより入院している患者総数は398人。これらの患者が入院している病院のうち、4カ所を郡が運営している。

 ロサンゼルス郡では13日、新型コロナウイルスの新規感染者数が1,103人で、5日連続で感染者数が1,000人を上回り、これは、感染力の強いデルタ変異株の影響とみられる。

 ここ一カ月間で、感染者数の5日間平均は500%急増しており、感染者数は6月13日の201人から、今月13日には1,095人に増えている。コロナ陽性率も0.5%から3.4%に、一カ月前と比べ700%増加した。

 ガリー医師は、「現時点でコロナは、防ぐことが可能な病気と言える」と、ワクチン接種の重要性を強調し、医療従事者の尽力をたたえた。

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