【ロサンゼルス8日】カリフォルニア州のニューサム知事は8日、干ばつへの非常事態宣言の対象郡に、サンルイスオビスポを含む9郡を新たに追加することを決定。州民に、節水への協力を呼び掛けた。
ニューサム知事は8日、州民に水の使用量を15%減らすよう求める知事命令を発令。芝生に水をやる量を減らしたり、シャワー時間の短縮や節水装置の設置、皿洗い時の水の出しっ放しを止めるなど、ボランティアで節水に努めるよう求めた。このような地道な節水行動が、来年までに、85万エーカーフィート分の水のセーブにつながり、これは、一年間に170万世帯以上が使う水の量に値するという。
カリフォルニア州の58郡のうち、50郡に現在、干ばつの非常事態宣言が出ているが、ロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコなどの郡は除外されている。
気候変動による干ばつが年々深刻化していることから、ニューサム知事は、今後4年間で、水のレジリエンスに51億ドルを投資する提案をしており、これには、持続可能な地下水プロジェクトの支援事業などが含まれている。