【ニューヨーク9日】製薬大手ファイザーとドイツのビオンテックは8日、インドで確認された変異ウイルス「デルタ株」に対応した、新たなワクチンの開発を進めていて、早ければ8月にも臨床試験を始めると発表した。
現在のワクチンは2接種回数2回になっているが、さらに1回、追加接種をすることで、南アフリカで確認された変異ウイルス「ベータ株」に対する中和抗体の値が、5倍から10倍になるという臨床試験の結果が得られたことも発表した。
接種から6か月がたつと、感染や発症を予防する効果が低下する可能性があるとして「効果を最大に保つため、接種の完了後、6か月から12か月後の間に追加の接種が必要になる」との見方を示した。