LA郡のコロナ感染者数が上昇傾向、デルタ変異株に懸念(6/28)

【ロサンゼルス27日】ロサンゼルス郡でこの週末、新型コロナウイルスの感染者数が605人報告され、少しずつだが上昇傾向をたどっている。土曜日には7人が新型コロナにより死亡した。

 ロサンゼルス郡公衆衛生局のバーバラ・フェラー局長は先週、郡内の新型コロナの入院患者数と陽性率の一日平均が少しずつ増えていると報告。差し迫った懸念ではないとしつつも、感染力の強い「デルタ変異株」への感染が広がっていることに懸念を示し、特にワクチン接種をしていない人たちに、マスク着用とソーシャルディスタンスを徹底するよう注意を呼び掛けた。

 カリフォルニア州公衆衛生局によると、デルタ変異株への感染者は、今月6月の時点で州のコロナ感染者全体の14.5%を占め、5月時から4.7%増えている。

 フェラー局長は、コロナ規制の多くが解除された今、ワクチンの接種率を高めることが重要だと説明。ロサンゼルス郡のコロナ死者数は大幅に減少したものの、現在報告されているコロナによる死亡者はほぼ100%がワクチン未接種の大人であることに言及。1月以降、郡内の新型コロナによる入院患者数の99%がワクチン未接種者だと述べた。

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