【ロサンゼルス11日】米国農務省(USDA)は、フロリダ州とテキサス州で販売された約29,600ポンド(約13.4トン)の生牛肉について、リコール(回収)を発表しました。
今回のリコールは、USDAの食品安全検査局(FSIS)が通常の検査を行う中で問題を確認したことを受けたものです。
USDAはこのリコールを、最もリスクの高い「Class I」に分類しています。
問題は「米国での再検査を受けていなかった」こと
今回対象となった牛肉は、アルゼンチンから輸入されたものです。
USDAによると、米国への輸入後に必要とされる再検査を受けないまま流通していたことが問題となりました。
回収を行っているのは、フロリダ州を拠点とするCorte Argentino USA LLCです。
現時点では、この牛肉を食べたことによる健康被害は報告されていません。
しかし、USDAは対象商品を所持している消費者に対し、食べないよう呼びかけています。
どの商品が対象?
対象となっている牛肉は、2026年5月15日から5月20日に製造された商品です。
販売期限(Sell By)は、2026年9月15日から9月20日となっています。
対象商品には、以下のような部位があります。
- Top Sirloin Butt(Cuadril Sin Tapa)
- Eye Round(Peceto)
- Topside Cap Off(Nalga AD S/Tapa)
- Flat(Carnaza Cuadrada)
- Knuckle(Bola de Lomo)
いずれも「Frigorifico Gorina SAIC」の商品として販売されていました。
「Class I」とは?
今回のニュースで特に注意したいのが、USDAによる**「Class I」**という分類です。
これはリコールの中でも最も高いリスク区分です。
ただし、「Class I=すでに健康被害が発生している」という意味ではありません。
今回についても、現時点では関連する疾病は報告されていません。
今回問題になったのは、牛肉そのものから病原菌が検出されたという話ではなく、輸入時に必要な再検査を受けていなかったことです。
冷蔵庫・冷凍庫にあったら?
対象商品を持っている場合は、食べないことが重要です。
USDAは、対象となる牛肉について、
「廃棄する」または「購入した店舗へ返品する」
よう消費者に呼びかけています。
すでに食べてしまい、体調について不安がある場合は、医療機関に相談することが勧められています。
今回のポイント
■ 約29,600ポンドを回収
フロリダ州とテキサス州で流通した約13.4トンの牛肉が対象です。
■ USDAがClass Iに指定
リコールとして最も高いリスク区分に分類されています。
■ アルゼンチンからの輸入牛肉
米国で必要な再検査を受けていないまま流通していたことが問題となりました。
■ 現時点で健康被害の報告なし
今回のリコールに関連する疾病は、現在のところ報告されていません。
■ 対象商品は食べないでください
冷蔵庫や冷凍庫を確認し、該当する場合は廃棄または購入店への返品が推奨されています。
消費者への注意
今回のケースは、「牛肉から危険な物質が検出された」というタイプのリコールではありません。
しかし、米国で定められた食品安全上の検査手続きを経ていない商品が流通していたため、USDAは最も高いリスク区分であるClass Iに指定しました。
フロリダ州、テキサス州で最近牛肉を購入した方は、冷蔵庫や冷凍庫に対象商品が残っていないか、パッケージを確認することをおすすめします。
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