絶叫コースターで何が? 6日間で女性2人が重度の脳損傷 シックス・フラッグス「X2」運休(8/28)

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【バレンシア28日】カリフォルニア州バレンシアにある「シックス・フラッグス・マジック・マウンテン」で、人気絶叫コースター「X2」に乗った女性2人が、わずか6日間の間に相次いで重度の脳損傷を負い、緊急手術を受けていたことが分かりました。

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X2は、座席が独立して360度回転しながら高速で走行する、同施設を代表する絶叫マシンです。強烈な加速や減速に加え、乗客の座席自体が前後に回転する独特の構造が特徴です。

1人目は頭を繰り返し打ち、意識を失う

7月5日、ハワイから家族旅行で訪れていた40歳の女性パメラ・ギレンさんがX2に乗車しました。

娘の16歳の誕生日を祝うための訪問でしたが、乗車中に頭をヘッドレストへ何度もぶつけたとされ、降車後に意識を失いました。

病院では重度の硬膜下血腫などが確認され、緊急手術が行われました。

ギレンさんは約2週間後に意識を取り戻しましたが、歩行や会話を一から訓練し直す必要がある状態になったといいます。

6日後、また同じコースターで…

ところが、そのわずか6日後。

今度はロサンゼルス在住の25歳の女性、ナオミ・グリア=ウィルキンソンさんがX2に乗車しました。

こちらも乗車後に意識を失い、病院へ搬送。緊急の脳手術を受ける事態となりました。

報道時点でも女性は昏睡状態にあり、人工呼吸器などによる治療が続けられています。

医師「急激な加速・減速による外傷」

2人を治療した脳神経外科医らは、いずれのケースについても、X2乗車中に生じた急激な加速・減速による外傷が重度の脳損傷につながったとの見解を示しています。

こうした事態を受け、X2は7月12日から運休しています。カリフォルニア州の労働安全衛生当局も調査を進めていますが、現時点で詳しい調査結果は公表されていません。

過去にも死亡事故

さらに今回の問題を深刻にしているのが、X2をめぐる過去の事故です。

報道によると、過去約20年間にX2に関連して複数の重傷や入院例が報告されており、2人が死亡しています。2022年には22歳のクリストファー・ホーリーさんが乗車後に重度の脳損傷を負って死亡しました。家族は施設側を訴えていましたが、今週、訴訟は和解に至っています。

一方、シックス・フラッグス側はこれまで、X2は日々点検されており、適切な方法で乗車すれば外傷性脳損傷が起きることはないとの立場を示しています。

わずか6日間で2人が緊急の脳手術――。

人気絶叫コースター「X2」をめぐり、安全性を問う声が改めて高まっています。

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