【ロサンゼルス22日】連邦大陪審はこのほど、ロサンゼルスの人気靴店「クールキックス(Coolkicks)」のオーナーを、ナイキの商品を盗むための全米規模の詐欺計画に関与した疑いで起訴した。
数年間にわたる合同捜査の末、ロサンゼルス市警とFBIは、「クールキックス」の共同経営者ベレケット・アブラハム容疑者(39)ら12人を逮捕した。アブラハム容疑者らは、2021年から2024年にかけて、メルローズ通りにあるこの人気店を利用して、ナイキのメンフィス倉庫から200万ドル相当以上の靴を盗んだ疑いが持たれている。
捜査当局によると、アブラハム容疑者と別の容疑者であるロイ・リー・ハーヴェイ・ジュニア容疑者は、同店のUPS設備を利用して偽造の配送ラベルを作成。2人はそのラベルを倉庫で働く共犯者に送り、共犯者がそれを対象の荷物に貼り、この偽造ラベルによって貨物が「クールキックス」やその他の共謀者たちへと転送されていた。
この手口が明るみに出始めたのは、2024年の吹雪によりメンフィスの倉庫での配送と業務が停止した際のことだった。業務停止中、別のナイキ社員が、UPS向けの荷物ではない貨物に偽造されたUPSラベルが貼られていることに気づいた。過去にLAPDと共同捜査を行ったことのある上司たちは、発送元と宛先の両方がロサンゼルスであることを確認すると、知り合いの刑事へ連絡を取った。
捜査当局とナイキは、出荷品に追跡装置を取り付け、それによって「クールキックス」やその他の場所までの追跡に成功した。
盗まれた靴は、「クールキックス」で販売されたか、あるいはソーシャルメディア上で「horehead_sales」として知られるジョージ・ゲラー(Jorge Guellar)などの転売業者を通じてオンラインで販売されていた。
アブラハムとゲラーの両容疑者は、ハーヴェイ容疑者やその他の共犯者に対し、盗品に対して90万ドルを支払ったとされる。
起訴内容通り有罪判決が下された場合、アブラハム、ゲラー、ハーヴェイ、およびその他9人の共犯者には、最高15年の連邦刑務所での懲役、50万ドルの罰金、および最長3年間の保護観察に処されることになる。
「クールキックス」のもう一人のオーナーであるアディール・シャムス被告は、盗品とされるナイキのシューズや衣類を50万ドル分購入した疑いで2025年10月に逮捕された。
【関連記事】
アメリカの若者はなぜ給料をSNSで公開するのか?「給料は隠すもの」から「共有するもの」へ
オレンジカウンティ・フェア開幕 8月16日まで開催 カーニバルやグルメ、豪華ステージが満載
トランプ政権、グリーンカード申請に10万ドルの保証金を検討 「払ったお金は返金されるの?」
【続報】カリフォルニアでも41件確認 全 米で拡大する「サイクロスポラ症」感染、生野菜や果物への不安広がる