「ジューンティーンス独立記念日」にLA各地で催し(6/21)

【ロサンゼルス19日】バイデン大統領が17日に、アメリカの奴隷制度が廃止された6月19日を連邦の祝日とする「ジューンティーンス独立記念日法案」に署名したことを受け、ロサンゼルス各地で19日、例年を上回る盛大な記念イベントが催された。

 ロサンゼルス市クレンショー地区のレイマート・パークでは19日、記念催し「Leimert Park Rising」が開催され、アフリカ系による音楽の生演奏やストーリーテリング、アート作品やクラフトの販売が行われ、多くの人々が訪れてにぎわった。記念式典に参加した、アフリカ系のマーク・リドリー・トーマス市議は、ジューンティーンスが連邦の祝日に制定されたことをたたえ、人種平等やデモクラシーの重要性を強調した。

 アメリカでは1865年6月19日、奴隷制度が残る最後の州だったテキサス州で、奴隷解放宣言が読み上げられた。「June nineteenth」が「Juneteenth」と呼ばれるようになった。

 サウスダコタを除くアメリカの49の州とコロンビア特別区(首都ワシントン)ではすでに、ジューンティーンスが州の記念日として正式に認められている。黒人差別への問題意識が高まる近年、ジューンティーンスへの注目度が増していたことも、連邦レベルの祝日に制定された背景といえる。

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