ICEが20日、ロングビーチで少なくとも９人を拘束　１人はパイ店の庭師（11/24）

【ロングビーチ20日】ロングビーチで20日、少なくとも９人が米国移民関税執行局（ICE）に拘束されたことが、ロサンゼルス郡のジャニス・ハーン参事とレックス・リチャードソン市長、移民擁護団体「オラーレ」などにより報告された。
　拘束された一人は、アトランティック・アベニューにある「Polly’s Pies」の庭師だったことがわかっているが、現時点で他の8人の身元についてはほとんど明らかになっていない。
　ロングビーチでは、移民の権利と正義を擁護する非営利団体「オラーレ」が、ICEによる強制捜査が6月に開始されて以来、影響を受けた人々への迅速な支援組織として活動してきたが、同団体は20日に市内の少なくとも6か所でICEが活動を行ったことを確認した。
　20日、「Polly’s Pies」の他にICEの強制捜査が行われた場所には、ベルフラワー大通りのファーマーズ・アンド・マーチャント銀行、PCHとガビオタ通りの交差点、PCHとウォルナット通りの交差点、チェリー通りのチェリー・ドーナツ、ジュニペロ通りのザ・ライト・オブ・ザ・ワールド教会が含まれる。
　ハーン参事は20日の声明で、ICEの捜査官の行動に関する懸念が続いていることを受け、ICEを含むすべての法執行機関が身分を隠すことを禁止する条例を21日に発表する予定だと述べた。
　ICE は6月初旬、ロサンゼルス郡での活動を強化し、ホームデポ、洗車場、パラマウントからパサデナに至る地域で人々を拘束した。この活動強化はトランプ大統領の指示によるもので、シカゴなど全国の他の主要都市にも広がっている。