LA郡、殺人の冤罪で20年間服役した男性に1400万ドル支払いへ(7/17)

【ロサンゼルス15日】ロサンゼルス郡は15日、殺人の冤罪で20年間獄中で過ごしたパラマウントのアレクサンダー・トレスさんに、1400万ドルを支払うことを決めた。

 ロサンゼルス郡参事会は、トレスさんの冤罪訴訟を解決するために、保安官局と地方検事局の予算から数百万ドルを拠出することを承認した。

 トレスさんは、当時20歳だった2001年にパラマウントで起きた敵対ギャング射殺事件で逮捕された。6ヵ月後に第2級殺人罪で有罪判決を受け、州刑務所で40年から終身の禁固刑を言い渡された。

 トレスさんは一括して無実を主張してきた。他殺を証明する重要な証拠が出たために2021年に釈放されたが、この時すでに20年を獄中で過ごしていた。

 殺人の有罪判決後、2006年にトレスさんの兄が雇った私立探偵が逃走車の運転手に事情聴取を行ったところ、その運転手は別の人物を犯人として挙げた。

 

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