LA市警、「盗賊レッカー」業者に盗まれた車両140台以上を回収 交通事故の被害者に注意呼びかけ(7/17)

【ロサンゼルス15日】ロサンゼルスのサンファナンドバレーでこのほど、手の込んだ手口で犯罪を繰り返していた「盗賊レッカー」業者に捜索令状が出され、同業者が違法に押収した約145台の車が警察により回収された。

 このレッカー業者は、バンナイズで「Legends Auto」または「Legends Enterprises」の会社名で営業し、多数の刑事告訴の対象になっていた。

 その手口は、軽い交通事故に巻き込まれた人がその後、「目撃者」に声をかけられ、電話番号と引き換えに事故のビデオを保険会社に提供すると持ちかけられる。その後、保険会社からと名乗るテキスト・メッセージが届き、レッカー会社が車を「Legendsまで運んでくれるという内容だった。

 ロサンゼルス市警のローレル・フリードランダー警部補によれば、被害者は、レッカー移動が保険会社によるものだと信じ、書類に署名し、後日、数千ドルの請求書を受け取ったという。「Legends」はその後、車を「身代金として」預かり、全額が支払われるまで持ち主に返すことを拒否したという。

 警察によると、逮捕者はまだ出ていないが、まもなく出る見通し。捜索令状が執行されて以来、何人かの被害者の車は返却されており、他の被害者の車もまもなく返却される予定だという。

 CHPは、接触事故を起こした人にアドバイスし、「もしあなた自身がレッカー車を呼ばなかった場合、違法業者のレッカー作戦の犠牲になる可能性が高い」と注意を呼びかけた。

 

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