「パリセーズ・ファイヤー」の影響受け、夏休みのサーフ・キャンプなどが低迷(7/3)

【ロサンゼルス2日】毎年夏休み、子どもらに人気のサーフ・キャンプなど海で開かれるサマー・スクールが今年は、 ロサンゼルスで年初めに起きた大規模な山火事「パリセーズ・ファイヤー」による海水への有害物質の流入を心配する親が増えているために、参加者数が落ち込んでいることがわかった。

 サーフ・キャンプのインストラクターたちによると、サンタモニカ湾やその他の海域は安全だと当局が発表しているにもかかわらず、一部の親たちは不安を抱えたままだという。

 「パリセーズ・ファイヤー」は、サンタモニカのビーチから北に5マイルほど離れた太平洋岸まで燃え広がった。

 サンタモニカ湾の海岸線で長年にわたり夏休み中の人気プログラムとしてサーフ・キャンプを催してきた「Aqua Surf」は、今夏の売り上げが20%から30%減り、スタッフの削減を強いられたという。

 他の青少年向けサーフ・キャンプやサーフ・スクールの経営者4もまた、この夏のビジネスは著しく落ち込んでいると述べた。このまま低迷が続けば経済的に苦しくなり、夏の風物詩も打撃を受けるだろうと予測している。

 ほとんどのキャンプは6月に始まり、8月まで続く。料金はさまざまで、1日券が150ドル程度のキャンプもあれば、1週間600ドル以上のキャンプもある。大規模な運営会社の中には、夏の間に1,000人以上の子供たちがキャンプに参加するところもあるという。

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